2022年 第2回 オレンジクロスセミナー賛助会員無料一般参加1,000円

日時
2022年10月7日(金) 15:00~17:00
運営方法
オンライン開催 先着80名
演題
制度サービスでWell-being はつくれない
演者
東京家政大学 教授 松岡洋子氏
概要
税収が潤沢にあった「福祉国家」の時代から、支える層がいなくなる「少子高齢社会」へ。世界の多くの国で、健康についての考え方が大きくパラダイムシフトしている。
「できないこと」に対して専門職(医療・介護)の「制度サービス」を提供するやり方を続けていると、制度は破綻する。その人の「できること」「したいこと」を対話によってしっかりと引きだして、地域の資源で解決していくほうが、一人ひとりのWell-beingにしっかりとフィットする。人は「制度」の中に生きているのではなく、ずっと「地域」に生きてきた存在だからである。
デンマークでは、1980年代から整備してきた「イェムプライエン」という24時間型在宅ケアを削減するために2015年以降闘ってきた。イギリスでも2014年の法律で「Well-being 原則」を掲げてパッケージ型のケア提供からの脱却を図っている。
「Cure からCare へ。さらに、生きる(Well-being)へ」。この道を過激に歩むオランダの様子も含めてお伝えし、意見交換の糸口としたい。